昨日の日記に書いた「かつ丼の”小抜き”」についてですが
とんかつの真ん中を抜くのは実際はわかりにくい
抜いた部分の左右が大体同じ大きさなら少し間隔開けて丼にいれてしまえばもうわからない
自分の場合は明らかに切り口が合わなかったのでわかってしまいましたが
でも端っこはどうかというと、これはもうひと目でわかってしまいます
それでも端を抜いたその店には罪悪感のかけらもないのでしょう
実は自分が学生時代にバイトしていたことのある居酒屋の店長も同じことやっていました
居酒屋なのでかつ丼はなかったのですが、フライ物はけっこうありました
イカフライやポテトフライ、川エビフライやわかさぎ天ぷらなど・・・
で、この店長の場合、同じものを2〜3人前頼んだお客さんの盛りからちょっとずつ拝借
2人前注文が入ると1.7人前くらいにして出します
で、抜いたものは従業員の賄いに回されます
そういう意味では自分も共犯なのかな・・・
でも30年近く昔の話だし、その居酒屋もすでにもうないし(去年、学生時代の街を巡るランをしたときに確認しました)
時効ということでご勘弁ください
もっとも、自分がそれを知ったのは辞める直前だったので、じじいのアクセルとブレーキ踏み間違えましたと言えば許してもらえるんじゃね?的なお約束言い訳同様、知らなかったのでお許しください
そのバイト先は賄い用のためにお客さんに出す量を減らすだけじゃなくて、バイトの勤務時間もすごく減らされました
夜6時から11時までの5時間を週4日
月80時間平均で、時給は850円
単純計算で月68000円なのですが、毎月4万くらいしかもらえない
2か月働いて変わらず
3か月目も変わらなかったので給料日の翌日に形式的には円満退社しました
はらわたは煮えくり返っていましたが、個人経営の店で、タイムカードもなかったので(手書き時間表だったので)泣き寝入りしました
あ、そうそう、その店の節約術(笑)はもっとあって、
例えば日本酒
たいていの居酒屋には燗酒用の燗酒マシンがあるのです
徳利を置いてボタンを押すと適量の燗酒が出てくるしくみ
便利は便利です
で、たいていのお客様は、徳利の燗酒はおちょこなどで飲むので、徳利の中の酒は当然口がついてはいません
だからお客さんが帰ったあとに徳利にお酒が残っていたら、この店ではそれを回収し、別の瓶にためておきます
それを料理用に使っていました
ま、さすがにこんな店でもこの酒を飲用として再利用することはなかったです
といったようなことはバブル全盛の当時からよくあることだったわけです
でもさすがに、当時よく都市伝説的に言われていた
レモン使い回し
パセリ使い回し
この2つはやっていなかったです
多分・・・
というわけで昨日「日本終わったな」と書きましたが、やっていることは30年前から変わっていないのですね・・・
ただ、最近はそれを恥だと思う人間が減ったというか、「隠す」ということもしなくなってきているのは事実です
とんかつの端がないのなんて子供が見たってわかるって!
こういうのって情けないよなあ・・・と思う今日このごろです