とりあえずこのへんで北海道考察最終回
今回DNFになった北海道マラソン
関門閉鎖を知らせる拡声器の声が聞こえた時、自分の周りのランナーの多くが「え?ホント?」という感じでした
バスの中で周りに座っている人に聞いても、「去年と同じペースくらいだったのに」という声が多くて、ちょっと不思議でした
で、今回のことをよく整理してみたのですが、原因がある程度推察できました
今までファンラン(11km)のランナーさんは、最後尾のブロックからのスターだったのですが、今回はEブロックになりました
自分は今回F。つまりF以降のフルのランナーの前が1ブロック多くなったのです
それは別に悪い事じゃなくて、むしろいつもファンランだからって最後尾というのも切ないでしょうし、そこに文句は全くないです
ただ、それでいつもよりF以降のランナーは、スタートラインまで余計に時間かかるようになったのですね
もちろんそれも織り込まなくてはならないので、それで関門に引っかかったことの言い訳にするつもりはないです
ただ、引っかかった人の多くが、タイム計測にラップ型の腕時計ではなく、ガーミンやスマホのランニングアプリを使っている方が多かったです
しかも距離を正確に測りたいのか、みなさんスタートラインまで来たところでスタートボタン押しているようです
最近は特にスマホアプリを使い出した人が多いので、結構勘違いしている人多かったみたいです。しかも止まっている時間はアプリもとまっていたりする設定の人もいたみたいです。
これだとグロスタイムの勘違いが多いはずです
しかも先ほど書いたように、今までより1ブロック分多く時間かかっているので、更にハンデが増えている。
このあたりの理由が、普段と同じペースなのに関門に引っかかった原因のひとつだと思いました
更にもう一つ
ほぼ5kmごとにある関門ですが、25kmの次は3.2km先の28.2km地点に関門があります
15km以降の関門は、大抵キロ6分半~8分のペースでクリアできるようになっています
なので、15km以降はキロ7分平均弱で行ければまず関門に引っかかることはないのです
でもこの3.2km区間だけは、なぜか18分なのです。
つまり25km地点をギリギリで通過した人は、キロ5分台で行くことになります
数分余裕があった人でも結構しっかり走らないとならない区間
ここで大きく貯金を使い果たしてしまった人が多かったのです
じゃあ、なぜこの区間だけがそんなにシビアなのか
それは推測でしかないのですが、コースの地理的要素が大きいのです
22km以降始まる新川通は、26kmで折り返して、30km過ぎまでの往復路です
ここは日陰もない、北海道マラソンの名物ポイントです
で、この28.2km地点には、収容バスのプールがあります
道の反対側には25kmの収容ポイントがあります
つまり、ここで脱落ランナーをたくさん収容してしまいたいのです
その理由は、先ほども書いた「地理的な要素」
この新川通から側道をバスで行くと、ランナーで道路規制している場所を通らず国道5号に出られ、ゴール会場まで渋滞なしで帰れます。
そこ以降の関門だと、最終ランナーの後をついて行かなくてはならず、ゴール到着がかなり遅くなってしまいます
そこで地理的に便利な28.8km地点で多くのランナーを収容してしまいたいという思惑があるのだと思います
そこにスタートまでのロスが多くなったことも加味されて、無意識関門アウトの人が多かったのだと思います
現に、このポイントには10台ではきかないくらいの収容バスが待機しています
つまり「ここでたくさん収容する予定」だからなのでしょう
関門に引っかかってしまうのは自分の実力不足なのです。どんな思惑があろうと全く文句はないです
みんな同じ条件なのだから
自分のやることはただ一つ
来年は最低でもキロ1分はラップあげられる実力まで戻すことです!